凱旋門賞(仏G1)を目標に調整されていたウオッカが、同レースの回避が決まりました。
8日、角居勝彦師から正式に発表されました。
角居師は前日7日、ウオッカが右後肢に蹄球炎を発症したことを公表。
同日に谷水雄三オーナーと協議した結果、出走を断念することになりました。
秋の目標は牝馬3冠の最終戦・秋華賞に切り替えられる模様。
ダービーで3歳馬の頂点に立ち、世界制覇への希望まで見えていたウオッカでしたが、その道は病に阻まれてしまいました。
ウオッカは、ディープインパクトがいなくなった競馬界に、新たな人気を呼んでくれていた馬だけに、非常に残念です。
角居師は、くちびるをかみしめながら
「痛恨だが、競馬とはそういうもの。(フランスへ)行けば状態が悪くても使ってしまう。
凱旋門賞がすべてではないし、撤退する勇気も必要。
これから無理に調整しても検疫や輸送でしわよせがくるし、うまくいかないと判断した。
ただ出走すればいいというのではなく、勝つことを期待された馬だから」
と心境を明かしていました。
蹄球炎を発症したのは、角居師がフランスで下見中だった2日の坂路での調教後。
4日に症状は治まりましたが、3日から6日の4日間は馬房から出ることができませんでした。
不幸中の幸いは軽症だったこと。
日本国内のレースだったら(今回の異変は)公表しない程度の怪我らしいです。
7日には引き運動を再開し、8日も1時間の引き運動で調整されました。
角居師は新たな目標として秋華賞を挙げました。
今後は放牧には出ず、自厩舎で調整しながら秋に備えます。
前哨戦のローズSへの出否については
「秋に何走するかで決めることになる」
と語っていました。
この鬱憤を、秋の日本のレースで晴らしてもらいたいと思います。
そして凱旋門賞にウオッカが出られなくなった今、メイショウサムソンに期待します。

